NPO芦安ファンクラブの堀内訓先生を講師にお迎えして、芦安森林学習会を行いました。自然体験を大切にする芦安小ならではの取組です。
堀内訓先生は、竜王南小学校や大明小学校で校長先生をされた後、今は白根源小学校で働いておられます。芦安小では、今の6年生が3年生だった時にお世話になりました。
あいにくの雨天となってしまいましたが、堀内先生にはたくさんの写真資料や絵画資料をご用意いただき、多目的室でまずは全校児童が芦安の伝説についてお話を伺いました。
その後、傘を差しながらではありましたが、学校の周りを散策し、身近な植物を発見しました。堀内先生には一人ひとりに芦安の身近な植物の資料を用意していただきました。子どもたちは、堀内先生の説明を聞きながら、写真と同じ植物を見つけては喜んでいました。
学校に戻り、ネイチャーゲームをしました。
中学校側の植え込みの中にペンや消しゴムや定規などを(教頭先生が)隠し、縦割り班ごとに発見をするというものです。自然物と人工物の違いに着目させ、宝探しをさせる活動です。子どもたちは、雨天にも負けず、目を輝かせながら探していました。
多目的に室に戻って、子どもたちに感想を発表してもらいました。低学年から高学年まで、とてもたくさんの子が、手を挙げて、自分の言葉で感想を発表していました。
たくさんの児童が挙手して意欲的に発言していました。事前に準備したものではなく、今日の体験をもとにその場で考えた内容です。とても豊かな表現力でした。私も「おお!さすが」と感心してしまいました。
「くさのしゅるいやかたちがわかってよかったです」低学年児童
「最後の(ネイチャー)ゲームが楽しかったで、またやりたいです」中学年児童
「虎御前の伝説などがいろいろと聴けて良かったです」中学年児童
「いつも見てても何も見つからなったけど、ゆっくり見てみると、いろいろ見つかってよかったです」中学年児童
「今日は私たちのために来てくれてありがとうございます。こんな身近に、資料に出ている葉っぱがあったり、自然を使ったゲームができたりして、とても楽しかったです」高学年児童
「今日は森林学習ということで、芦安小に来てくれて本当にありがとうございます。5年生の最後に源頼朝のことを調べていた中で、そのときに芦安の歴史も(今日聞いた話と)同じように出てきて、調べたことがたくさん出てきて面白かったです」高学年児童
体験から学び、抱いた思いを自分の言葉で表現し発信する。これからの時代に求められる力ですね。一人ひとり、しっかり力を高めているぞ、と感心しました。天晴れ!